ギモンを持つこと
子どもから質問ばかりされると、大人は困ります。とくに知らないことを聞かれると、大人は困ります。正直、めんどうくさいです。
しかし、たとえば、子どもがなんの疑問も持たず、大人のいうことをいつでも、文句もいわずに聞いてくれたとしたら・・・どうでしょう。それはそれで、大人はまた不安になります。大人は勝手なのです。
わたしたちの住む世界は、たくさんの知らないこと、不思議なこと、理解できないことでいっぱいです。
生きている間、大人になっても、世の中の全部を知りつくして、何も困らなくなる、なんてことはありません。
「世界は問いに満ちている」文化人類学者の、辻信一さんはいいます。
「問い=ギモン」を持つことは、楽しいものです。知りたい、もっと知りたい、と思うことを見つけたら、誰にも負けないくらい、そのことを知りたくなるでしょう。そして、本やネットでしらべたり、そのことをよく知っている人に会いに行ったりするでしょう。それが“本当の勉強“なのです。勉強というのは、ほんとうはとても楽しいものなのです。
そのうち、だれも思いつかないようなギモンと、その答えや解決のしかたを発見したとき、そこには大きな“ビジネスチャンス”が眠っているかもしれません。それは、あなたの将来の仕事につながるかもしれない。
「わ、なんでだろう??」と、今まで気づかなかったギモンが頭にうかんだときって、ワクワクしませんか?
ギモンは、他の誰でもない、あなたがあなたであることの証になります。
自然の中には、ふしぎが、ギモンが、あふれています。
おとなも子どもも、もっとギモンを持とう。
もっとギモンを楽しもう。
正解がないのがギモン。
マルもバツも、点数もない。
どんなギモンを持っても自由。
どんなギモンもオッケー。
あなたが感じたギモン、すべてが大事。
まずは、だれでも思いつきそうな「はてな?」から、かんがえてみよう。
どんなギモンが出てくるか、挑戦してみよう。
*みんなのチャレンジはインスタグラムで紹介しています。ご参考にどうぞ。