鳥スケッチをするときの姿勢
スケッチは腰を下ろしてするものと想像する方も多いかもしれません。
最初のうちは、池のカモ、ハトやツバメなど、
人の近くにいる鳥、動きの少ない鳥をベンチに座って描くことから
始めることをおすすめします。
しかし野外で生きものをスケッチするとき、多くは立ったままで描きます。
しだいに慣れていくようにしましょう。
立って描くとき、ノートを安定させるには、
以下の写真のように、ノートを抱えるようにして持ちます。
ノートの背表紙は、硬い方が安定します。
背表紙が柔らかくて安定しない場合は、
クリップボードや厚紙などを下敷きに使うとよいでしょう。
鳥を見る習慣のある方は、観察をするための双眼鏡や
スコープをお持ちかもしれません。
スコープを使ってスケッチする場合は、
片目でじっくり見てから、スケッチします。
同時に両方はできませんので、
見ては描く、を小刻みに繰り返します。
双眼鏡を持ちながらのスケッチは
あるていど描くことに慣れてきてからの方がよいでしょう。
双眼鏡やスコープを持っていない場合は
肉眼で見た鳥を描くことになりますが、
それでも十分スケッチをすることはできます。
まずは肉眼で身近に見られる鳥をモデルに
描く練習をしていきましょう。